白髪少女と、私の昔話 〜鄙積木 序章‘××’〜
昔々。
想い人と離れ離れになったある女は、彼によく似た特徴を持つ女の子を拾う。
真実を隠したまま義親となった女の、ささやかな幸せとその代償。
捏造された結末、誤解とすれ違いが織りなす悲劇の物語。
「雛罌粟と周りの景色を交互に眺めながら、無邪気に喜び、はしゃぎ回る娘の姿。
……ああ。この子がいれば。
例え親しい人と離れてしまっても。もし二度と、あの人と会えないとしても……
きっと私は、幸せに包まれて生きていける」
これは『最後の死神少女』が生まれる前の序章。
神話になることのない、ただそこにある昔話。
【目次】
一、私とこの子の幾年
二、雛罌粟の咲く海岸
三、再会
四、彼女が人形に戻るまで
【収録時間】
四十七分
※本作は語り手によって物語が進む、和風世界観の放送劇となっております。
※年齢制限はございませんが、作中には衝撃の強い場面が含まれますのでご注意ください。
【出演・協力】(敬称略)
母親(語り手)役
結崎有理
義娘 役
思ちぽ
旧友 役
尹乃小鳥
表紙、題字
うまるつふり
音楽、音響効果、編集
dawn-system
【企画・制作】
黎明機構第三研究開発部
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