生き人形 哀娘「ぼくの中の男の子の生命が聴こえる」
「男の子として生まれるはずだった少女人形と女の子みたいだといじめられている男の子との物語」
ぼくが男の子として生まれていたらどんな感じだったんだろう？
生きている人形の哀娘はずっとその思いを心の中に持ち続けていた。
創造主のきまぐれにより男の子としてではなく、女の子の人形として生まれてしまった哀娘。
ある日自分を助けてくれた男の子にこう語りかける。
ぼくに男の子のことを教えて欲しい。
とまどう男の子だったが、哀娘からの男の子という言葉に励まされ引き受ける。
女の子みたいだとバカにされいじめられている毎日を忘れたいために…
男の子の普通の話を胸をわくわくさせながら聴いている哀娘。
もし自分が男の子だったらどんな男の子だったのかを想像しながら。
男の子が隠していた、いやらしい本を見つけとまどうが「もしぼくが男の子だったらこういうの読んでたんだろうな」と微笑む哀娘。
「ぼくに男の子を教えて欲しい。ぼくの中で教えて欲しい。男の子のことを」
○哀娘だけではなく3人の生き人形たちは悪い女の子を捕まえて人形遊びを行う！
○弱いものいじめを正当化するゴミ野郎に生き人形たちの怒りの裁きが行われる！
○男の子と哀娘との哀しい恋
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