ボクは果菜ちゃんのゴールテープになりたかった[第3章][第4章]
●[第3章]処刑 〜親友・由美香の償い〜
陸上県大会の100m決勝で見事優勝を決めた直後、複数の男に性的暴行を受けた
陸上部3年・果菜が媚薬の後遺症に苛まれる一方、責任感と罪悪感に苛まれていたのは、
自分の配信カメラで親友・果菜の暴行後を捉えてしまった放送部員・由美香だった。
精液まみれの果菜の「事後動画」が拡散され続ける状況の中、由美香は決意を固めた。
親友の名誉を傷つけた償いのため、由美香はあられもない痴態のまま命を絶ち、その有様を
全校生徒と教職員に晒すことを心に誓ったのだ。すなわち、自分自身の「処刑」である。
2学期始業式の前夜、無人の夏の校庭で、一糸まとわぬ姿の由美香は「処刑」を開始した。
しかし次の瞬間、由美香は人生の終焉どころか、終わりなき悦楽地獄へと導かれて――。
●[第4章]孤独と解放の夜 〜果菜が抱かれた理由〜
ようやく退院した果菜だったが、戻ってくるはずの「日常」はどこにもなかった。
最下層に落とされた果菜の学園生活は、誹謗中傷とハラスメントの連続だった。
クラスにも、陸上部にも、さらには家にさえも、果菜の居場所はなくなっていたのだ。
あてもなく豪雨の町を彷徨った果菜は、自分を助けてくれた初対面の男の体温を、
冷え切った唇で、肌で、膣壁で、貪るように感じて、痙攣し、涙を流していた。
「私……セックスは全部、暴力的なものだと思ってました。
でも――あなたは強くて、優しかった。セックスは優しいものだって、初めて知りました」
車の中で幾度も体を重ね、男の熱量で心も体も満たされた果菜。
その後、男の職業を知った果菜は、彼に「あること」を懇願する――。
執拗に果菜を追い詰める謎の人物〈華愛(から)〉の目的とは?
そして、悲劇のランナー・果菜と、年下の幼馴染・叶人が迎える結末は――?
恋と性、情熱と憎悪が入り乱れる〈胸糞純愛学園ミステリー〉、第3章&第4章!
■2023年4月〜 月イチ配信
■小説+カラーイラスト、全8章立て
■計5回配信(次回配信・7月:第5章〜第7章 / 最終配信・8月:第8章)
■各話330円予定(初回・第1章のみ特別価格:110円)
・データはJPG/PDFをご用意しました。
・今回配信分・104Pの内訳は、テキスト92P(扉・あらすじ含む)、イラスト12Pです。
・JPGデータ中のイラストは、本文中の挿絵として挿入する形で構成しています。
・PDFは「全文_テキスト&イラスト」「イラストのみ」「テキストのみ」の3種類です。
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