戦禍の骸
時は戦国時代。
群雄割拠の世の中、全国各地で戦が起こっていた。
合戦が終わり両軍が立ち去った後の戦場には数多の戦死体が残された。
しかしその死体にはすべて首が無かった。
それは侍達が戦場で自らの働きを証明する方法が討ち取った敵の首級を
本陣に持ち帰ることであったからであり大将は討ち取ったと主張する者に
その首を提出させ、首が何者であるかを調査し貴人や物頭、諸奉行など
そのクラスがより上位であるほど多くの論功行賞を与えた。
残された首無しの死体はやがてその土地の農民たちにより武器や甲冑から
フンドシにいたるまで金目のものは全て剥ぎ取られ丸裸され放置されたという。
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