金平灯の魔女
深い深い海の底。
サンゴ礁の国がありました。
人魚姫と魚たち、そして魔女が住んでおりました。
魔女のロシュカはある日、海に落ちた少年を助けます。
彼は金平糖のような結晶を生み出す「呪い」を解くために旅をしていると言いました。
また、手がかりとしてある人物を探していると。
それは「ニルギリ」という魔女でした。
(うーん、なんだか聞き覚えがあるかも…)
ロシュカの持っていた呪文集。
その作者がニルギリでした。
「他にも本があった気がする!」
部屋に戻って確認してみると、見つけたのはニルギリの日記。
『少し力を使ったらクラゲは人の姿になった。かわいい。名前を付けることにした。』
その名は、ロシュカ。
「わたしとニルギリは、何か関係があるの?」
これは、深い深い海の底のお話。
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