分からせ対抗教習
山奥に一人籠もって生活する男盛りの犬養に潜む大きな問題にいち早く気付き、手を差し伸べた万道は、精神的な面も含めて犬養の暮らしを楽にするための提案をした。
それは、簡単に言うと、極少人数のパトロンに資金援助をしてもらうという選択。
人見知りの強い犬養は半自給自足生活を送るに当たって調達しなければならない資金を山荘を経営して宿泊客を募るという手段に頼っていたのだが、より少ない人数から高額支援してもらえる形にした方が人見知りの犬養には気が楽になるのではないかと万道は考えた。
また、『性欲の塊』である万道が驚くほどの『性欲の塊』だった犬養に、その性欲を上手く満たし精力を発散出来る環境を作ってやりたいと考えた万道は自身の顧客の一部を紹介しようと考えた。
強過ぎる犬養の性欲と精力を厄介者ではなく武器と考えて、それを元手に資金調達の手段に出来るようにしようと考えたのだった。
即ちそれは今万道が行っている副業とほぼ同じ仕事になるわけだが、ちょうど時代の潮目の移り変わりも感じていた頃合いだったこともあり、自身の今後の身の振り方も考慮して、少しやり方を変えた方が良いのかも知れない、と万道は策を練ることにした。
こうして今回初めて、犬養は万道と共に仕事としてその精力を開放することになったのだが……?
約21K文字、A6文庫サイズPDFで77Pです。
(体験版では第一章12ページまでご覧になれます。レイアウトの確認等にご利用ください。)
Powered by FANZA Webサービス