世にも奇妙なエロ物語 第四夜 パラレルワールド
今から500万年前、人類には数多くの種類がいた。
身長が3メートル以上の人種。1メートル未満の人種。
現代のサルと同じように多種多様だった。
そして今から400万年前、人類同士で殺し合いが始まった。
勝ち残ったのは巨人種。そして、南海の島に隔離されていた小人種だった。
それから月日が経ち、現代。
巨人種と小人種は共存するようになっていた。
しかし、巨人種の男はある年にはやったウイルスにより死に絶えてしまった。
巨人種の女は、小人種の男を奪い合い、それと同時に女たちをせん滅した。
ここに、巨人種の女と、小人種の男の世界が始まった。
この世界は、男の数が極端に少なかった。
それは、人種間の遺伝子の問題なのか、出生率は300対1ぐらいの割合だ。
そして生まれてくる女性はすべて巨人。男はすべて小人となる。
長い年月にわたって、男は奪い合いになった。
男同士の接点はほとんどなく、周りは全て女ということが普通で、しだいに男はしゃべる能力を失った。
当然この世界、男女間の結婚という概念はなく、男は生殖の為に必要とされるだけになった。
しかし、ペットのような扱いで、男がいる家庭では皆に大事にかわいがられることが多かった。
貴重な男は高値で売買されることも多く、一部の富裕層以外は、一人の男を町中の女で共有することが多かった。
この世界では、それに耐えられるように、無限の性欲と無限の精子が絶えず作れるように、薬が開発されていた。
(本編27分)
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