処女信仰の神に背いた私は甘く淫らな罰を受ける
小さな田舎町アハティーリア。この地方ではアハティ神による処女信仰の教えが広まっていた。
婚前交渉は禁止。生娘のまま式を終えた花嫁はアハティ様の祝福を受け永遠に幸せになれるという。
一人暮らしの祖母を気遣ってマヤ(主人公)がこの町に越してきてから二年が経った。
町の人気者のルッツと恋人同士になったマヤは、いつか彼と結婚し世界一幸せな花嫁になることを夢見ていた。
そんな中マヤは最近ルッツがセルジュと親しげなことに少しの違和感を感じていた。
‘セルジュさん―――町長の息子で優秀な人らしいけど、いつも無口で無表情で…笑顔なんて見たことない’
ある日、マヤは姦淫罪の疑いで地下牢に捕らわれてしまう。謂れのない冤罪。聞き入れられない必死の弁明。
絶望に落ちるマヤの前にセルジュが現れて告げる。
厳しい罰則を受けるであろうルッツを助けてほしくば、マヤの身体を自分に差し出せと…。
どこか不穏なこの町で繰り返される快楽に堕ちていく―――――。
◆本文68ページ・他4ページ・総72ページ
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