初夏の夜、私は二つの世界でイく
初夏の夜、窓から入る風が肌を撫でる中、彼女はソファに座り、ゲームに没頭していた。画面の中ではキャラクターが疾走し、緊張感が指先を伝う。しかし、彼女の体は別の興奮に包まれていた。薄手のワンピースの下、乳首が硬くしこり、クリトリスがじわじわと熱を帯びていく。クレヴァスは湿り気を帯び、だらだらと涎のような愛液が滲み出していた。
ゲームが進むにつれ、彼女の指はコントローラーから離れ、自然と太ももを撫で始めた。喘ぎ声が漏れるのを必死に抑えながら、クリトリスを優しく擦る。画面の盛り上がりと同期するかのように、彼女の体は高揚していく。ゲーム内のBGMが耳に届くが、頭の中は自分の息遣いと、指先から伝わる感覚でいっぱいだった。
段々と夢中になり、ゲームが終わってしまうことに気づかない。キャラクターが勝利を祝う画面をぼんやりと見ながら、彼女は指の動きを速めた。クリトリスが脈打ち、愛液が指に絡みつく。現実と虚構の境界が曖昧になり、彼女はもうゲームのことなど忘れていた。
最後に、指を性器に突っ込んだ。奥まで届く感覚と、クリトリスを擦る指の動きが重なり、体が痙攣する。喘ぎ声が部屋に響き、イッた瞬間、世界が白く染まった。
息が整うのを待ちながら、彼女は現実世界に戻っていく。ゲームの結果も、時間の経過もどうでもよくなっていた。ただ、初夏の夜の風が、汗ばんだ肌を優しく冷やしていく。ワンピースの裾から滲み出た愛液が、太ももをぬるりと伝う。彼女はコントローラーを投げ出し、ソファに深く沈み込んだ。この夜は、まだ終わらない。
『初夏の夜に、ゲームと悦楽の狭間で』は、ゲームとオナニーという二つの世界で高揚する女性の物語。現実と虚構の境界が曖昧になる瞬間、彼女は自分自身に没頭する。初夏の夜風が、濡れた肌と心を優しく包み込む、危うくも美しい悦楽のエッセイ。
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