吸血娘 あなたに捧げる鮮血の乙女
「吸血娘になってしまった一人の女の子。その女の子が大好きな男の子は一緒にエンコーしているバカ女を襲って血を吸わせる日々をおくる。人間ではない存在になってしまった女の子とその女の子を愛し続ける男の子との哀しい物語」
ねえひとつ訊いていい？
どうしてわずかなお金で自分の大切なものをなくせるの？
吸血娘になってしまった女の子は、エンコーしているバカ女にそう言葉を投げかける
女の子にとって一生に一度、愛するものにだけ捧げる乙女の証
それを軽々しく扱うエンコー女が許せない吸血娘は、拷問のすえ血を吸う
女の子は重い病気で亡くなるかとおもわれたが、奇跡的に助かった。
だがその喜びもつかの間だった。
なぜなら人間ではない人間の血を吸い続けなくてはならない、吸血娘として蘇ったのだから・・・
好きだった年上の女の子をお姉さんと慕っている男の子にとって残酷な仕打ち。
しかしそれでもお姉さんを愛し続けた男の子はお姉さんと一緒にエンコーしているバカ女を襲い、血を飲ませて行く。
愛するお姉さんのために。
手が触れるだけでドキドキする
一緒にいるだけでしあわせ
そんな純粋なふたりだったが、こんな日々が長く続くとは思ってはいなかった。
だけど一日でも長く一緒にいたい。
すこしでも一緒にいたいと願うふたり。
だがそんなふたりの願いもむなしく、終わりは刻一刻と迫っているのであった・・・
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