天童遊戯
茶倉スピリチュアルサービス(通称TSS)の代表取締役・茶倉練(ちゃくら・れん)はイケイケバリバリの霊能者。
その本性は金にガメツイ関西弁守銭奴で、十年来の腐れ縁・烏丸理一(からすま・りいち)を馬車馬の如くこき使っていた。
昔馴染みの修験者・煤祓正(すすはら・せい)に会うため久しぶりに十江村を訪れた茶倉は、個人的に因縁ある正の息子・玄(げん)と再会を果たす。
茶倉と玄は十五年前「稚児の戯」と呼ばれる術者の子弟の技比べに参加した間柄だが、玄は自分を下し、勝利を掴んだ茶倉を恨んでいた。
一方十江村では、祭りの日に開催される稚児行列で神隠しが起きていた。
正と共に山奥で修行していた茶倉は、嘗て消えた稚児たちが戯れる現場に出くわし、神隠しのカラクリを看破するのだが……。
(ホラー/ミステリー/触手/人外/異種姦/凌●/無理矢理/SМ/調教/執着/関西弁/誘い受け)
イラスト:カツハシ(@katsuhashi_TW)様
作者Twitter:@wKoxaUr47xGeAZy
■登場人物■
茶倉練(ちゃくら・れん)
茶倉スピリチュアルサービス(通称TSS)の代表取締役。
26歳のイケイケバリバリ霊能者。チャクラ王子の異名をとるイケメンだがその本性はドS守銭奴関西人の拝み屋の孫。●●の同級生兼助手の理一を馬車馬の如くこき使っている。
烏丸理一(からすま・りいち)
26歳。茶倉の助手。ゲイ。悪霊に憑かれやすく突かれやすい霊姦体質で難儀しており、茶倉に定期的に除霊してもらえないと日常生活を送れない。ややビビリでヘタレ、真っ直ぐなお人好し。
煤祓正(すすはら・せい)
十江山の寺で暮らす修験者。もとはサラリーマン兼業の山伏だった。豪放磊落な酒豪。成願寺の現宗主でもある。
煤祓玄(すすはら・げん)
正の息子。フリーター。普段は愛車のハーレーダビットソンを駆り地方を旅しているが、十江村の祭りの期間中のみ帰省する。
茶倉とは十五年前に稚児の戯で争った因縁がある。
煤祓冥安(すすはら・めいあん)
故人。正の父、玄の祖父。
煤祓詩織(すすはら・しおり)
故人。正の妻、玄の母。
吉田みどり(よしだ・みどり)
十年前、稚児行列の最中に蒸発した少女。村人には神隠しと言われている。
吉田卓(よしだ・たく)
みどりの父親。スローライフに憧れ一家で十江村に移住してきた。妻は癌を患い他界。
権現(ごんげん)
十江山に棲むと言われる山神。
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