少年プリズン8
■あらすじ■
近未来の日本。
東京は二十一世紀初頭に起きた相次ぐ地震のせいで砂漠と化し、周縁には無国籍のスラムが広がっていた。
その砂漠の中心にあるのが東京少年刑務所、通称東京プリズン。
少年犯罪の増加に頭を痛めた政府が半世紀前に設立した、入ったら二度と出られないと言われる悪名高い刑務所。
それぞれの理由を抱えて劣悪な刑務所に送りこまれた少年たちの群像劇。
(SF/バイオレンス/アクション/BL18禁)
(カプ傾向 寡黙包容攻め×クール強気受け 美形俺様攻め×強気意地っ張り受け)
束の間の平和が訪れた東京プリズン。
そこにサムライの従弟・静流とレイジに執着する新所長が現れ波紋を呼ぶ。
■登場人物■
レイジ
極東の砂漠に存在する少年刑務所、通称「東京プリズン」の東棟のリーダー。東の王様の異名をとる。フィリピン人とアメリカ人のハーフで絶世の美形。
脱獄後はフィリピンに帰り傭兵になる。
ロン
台湾人と中国人の混血。娼婦の母に虐●されて育った。レイジの同房。喧嘩っ早く生意気な性分で囚人や看守に目を付けられやすい。
脱獄後はレイジと共にフィリピンに渡り傭兵として活躍。
鍵屋崎直
IQ180を誇る天才少年。両親を視察し東京プリズン送致が決定した。途方もなくプライドが高い毒舌家で周囲と摩擦を起こす。サムライと同房。
脱獄後はサムライと逃避行。世界中を回り仲間たちに会いに行く。
サムライ(帯刀貢)
直と同房の囚人。仙台の武家一族の長男だが、当主の父を惨殺し収監される。寡黙で朴訥な男。
脱獄後は直と逃亡の旅を繰り広げる。
伊龍一
漫画をこよなく愛するオタクな韓国人。西の道化の異名をとる。祖父は花火師で自身もテロ組織に所属していた爆弾作りの天才。
脱獄後は韓国で双子の父に。
リョウ
池袋で売春組織を率いていた男娼。ジャンキーなマザコン。気に食わない直を陥れようと暗躍する。
サーシャ
北の皇帝の異名をとるロシア出身の囚人。凄腕のナイフ使いでレイジのライバル。冷酷非情な性格。
ホセ
南の隠者の異名をとる南米出身の囚人。慇懃無礼な敬語で話す胡散臭い男。元ボクサーらしい。
帯刀静流
サムライの従弟で分家の嫡男。彼を追いかけて東京プリズンにやってくる。
鍵屋崎恵
直の妹。兄が両親を殺害する現場を目撃し心を病んで精神病院に入っていた。のちに安田・斉藤に引き取られる。
安田順
東京少年刑務所副所長の謹厳実直なエリート。直と関係があるらしい。斉藤とは大学の同期生で元友人。
斉藤文貴
安田の大学の同期で精神科医。直の妹・恵を担当していた。物語の後半で東京少年刑務所にやってくる。
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