



母撮〜堕ちていく母の映像記録
『ん、ちゅ……いいのよ……ちゅっ……洋希は、そのままジッとして……ちゅる、ちゅるる、ちゅ……』
……この時の俺は、酒のせいもあって碌に頭が回らなかった。
本当は、息子として母さんを窘めるべきだったのに。
後先を考えず、ただ快楽だけを感じている内に、だんだんと意識が朦朧としていって――。
実の母親だとか、息子だとか、どうでもいいとさえ思ってしまっていた。
そのまま俺は母さんの奉仕を味わい続け、やがて――母さんの口内に、射精した。
それが数日前のこと。
どことなく引きずっていた気まずさも今では消え、元通りの何でもない日常が戻ってきたと……そう思っていた。
――この日までは。
――俺宛てに、茶封筒が届いた。
消印は見当たらず、そもそも住所などの記載もない。
ただ『小篠洋希へ』という宛名だけが書かれていた。
軽く振ってみると、カタカタとプラスチックケースのような音。
まさか爆弾とかじゃないだろうけれど……。
「……開けてみるか」
中から出てきたのは、2枚の‘DVD’と……四つ折りにされた紙。
紙には、まるで定規で引いたような筆跡で――。
『大好きなお母さんのヒミツだ。今すぐ見るように』
とだけ書かれていた。
今すぐ見ろというそのDVDには‘1’と‘2’の数字。
あまりに説明不足で、何とも言えない気味の悪さ。
「もし悪質な悪戯だったら、通報したほうがいいのかな……」
そう思いつつ‘1’と銘打ってあるDVDを再生する。
「い、いや……ちょっと待てよ……何だよこれ……?」
ディスプレイを食い入るように眺める。
そこに収められていた映像は、予想外だった。
これは、間違いなくあの日の――
Powered by FANZA Webサービス