童守町に流れる歌
あの二人は私達大人の知らないうちに歪んだ道を歩き始めていた。
このままでいいわけは無かったが、二人が望んでしているという事実。
戒めることと同時に子供達を守らなくてはならないという教師の務めが私を縛る。
差し出された取引。
私も心のどこかでは「穏便に」済ませたかったのかもしれない…
私は「あの二人」の事実を隠すことを選んだ。
こんなことが公になれば…それだけは防ぎたかった。
こんなことが世間に知れたらあの娘達の未来は…
そしてなにより、あの娘達を愛した「あの人」はきっと悲しむだろう。
「あなた」がしてきたように、今度は私があの娘達を守ります。
だって私は教師…教師なのだから。
たとえこの身が犠牲になろうとも
願わくば、あの娘達があの日々の輝きを
取り戻してくれたらと…ただ、祈るばかり…
[この作品は過去作「童守町に落ちた影」の続編です。
CG枚数は差分抜きで44枚。
サイズ違い等も収録しています]
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