霊界璃子
サトルは最近調子が悪いのが気になっていた。
病院に行ってもどこも悪くないと言われ、ビタミン剤をもらうだけだ。
そんなある時、たまに行くレストランに入るが、一人コーヒーを飲みながら晴れない気持ちを持て余していた。
「ここいいですか?」
考え事をしていて気が付かなかったが、目の前には目を疑うほどの大きな身体の女性が立っていた。
店内はサトル以外誰もいないのに、なぜ?と思ったが、そんな思いも吹き飛ぶくらい彼女は魅力的だった。
そして彼女の第一声は「あなた、霊がついてるわよ。」だった。
その霊は若い女性で、サトルに思いを寄せていたが、事故で亡くなった。
サトルはその女性を知らないが、よほど思いが強かったのか、サトルの精気を少しずつ奪っているということらしい。
最近体調がすぐれない理由は、どうやらこのせいらしい。
しばらく話を聞くと、彼女との幸せな姿を見せれば、諦めて成仏するらしい。
しかし、彼女はいない・・・。
「じゃあ、除霊するために私が彼女になってあげる。」
彼女はボクを抱き寄せ、きつくハグする。
「こっち見てるわ、ふふ」
本編20分
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